当店の栗赤飯には、小豆のなかでも高級品種と名高い「丹波大納言小豆」を使用しています。古来より朝廷や幕府などにも献上されてきたこの小豆は粒の大きさ、色、香り、全てにおいて他の小豆とは一線を画す存在です。加熱した際に豆が割れにくいことから、殿中で抜刀しても切腹を免れた官位にちなみ「大納言小豆」と呼ばれる様になったと言われています。
現在「丹波大納言小豆」は、発祥の地である丹波地方(京都及び兵庫)の他、岡山や北海道などでも栽培が行われていますが、日本の小豆生産量から比較すると全体の1%程度しか生産されていない希少な品種となっています。当店はその中でも、より風味が強くそして上品な味わいが感じられる丹波産にこだわって仕入れを行っています。
気候に敏感で天候によって大きく価格が乱高下することから「紅いダイヤ」ともよばれる小豆。
丹波の恵まれた気候と農家さんの熱意が美味しい小豆を育んでいるのです。