編集部レポート

【編集部が通る#1】創始100年報恩謝徳法要

いつも「ナルミの栗赤飯創始100年記念サイト」をご覧いただきありがとうございます。
この「編集部が通る」では、「栗赤飯創始100年記念」に関わる”あんなこと”や”こんなこと”をゆる〜く発信して参ります。

さて今回は過日、花園は松樹山本願寺で行われました、「ナルミの栗赤飯」の創始者である本店3代目鳴海力太郎氏の報恩謝徳法要の様子をお届けいたします。

法要は令和6年9月9日「重用の節供」に合わせて、鳴海餅互助会を施主として、本店を含め互助会に加盟しておられる暖簾分け店ご当主の皆様により営まれました。天気は快晴。むしろ暑いに過ぎるといった具合。
本店も栗の入荷が遅れに遅れておりましたが、どのお店でも調達に苦心されているご様子。お上人が本殿に来られるまでの間、この栗の話でもちきりでした。

栗の収穫状況などの情報交換をされる皆様。
「報恩謝徳」とは、『受けた恩や徳に感謝し報いる』という意味。

本堂での追善回向(えこう)の後は、墓前に手を合わせ、栗赤飯創始への感謝と本年の販売における無事を祈願し、味の伝承への決意を新たにしました。

法要後は、成願寺から程近くの釣生州にて直会(なおらい)を行いました。

直会中は、栗赤飯創始100年の事業のお話やご当主みなさまの修行時代の栗赤飯の話題、来年旭川で開催される菓子博の話題など、お酒も手伝って終始なごやかに進みました。


【編集メモ①:鳴海餅互助会とは】
鳴海餅互助会は、京都府下に散らばる鳴海餅の相互扶助を目的に作られた会です。現在の加盟店は本店を含めて9店舗。原材料の情報交換や共同調達。PRや広報施作の共同実施などを行なっています。栗赤飯初売りの大正13年の際は、本店だけでなく当時の暖簾分け全店で一斉に売り出しを行うなど、おなじ「鳴海」の屋号を関する店として、その看板を守っています。今回の「栗赤飯創始100年事業」では、一斉売り出しの故事に倣い「記念幟(左写真)」の掲揚を行う他、記念包装紙の制作も決定しています。

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